2017年1月29日日曜日

20161113 河口湖→四尾連湖 ゆるキャン△巡礼ツーリング

2016年某日。
アマゾンでヤマノススメの新刊へアクセスするとオススメになにやらきらら系のかわいい女の子のキャンプ漫画が出てくる。
そして異様にレビューが高い。なんなんだこれは。
好奇心で1巻を買った後、気がつけば2巻も買い、いつの間にか山中湖へキャンプへ行き、丹沢へ山登りに行っていた。
なぜこんなにも山に行きたくなるのか。恐ろしい漫画だ。

そこまで魅せられてしまった私が、作中に出てくる四尾連湖に行ってしまうのは時間の問題だった。

そんなゆるキャンは(2017/1/28現在)Kindle版は50%還元中!読んで!(ダイマ)

@11:00 河口湖駅




河口湖までの道のりは、電車で行こうとするとなかなか長旅になる。
だが、ホリデー快速富士山にのると、乗り換え無し、特急料金なしで2時間で河口湖までいける。
これは助かる。(ダイヤはこちら

しかし、一日に行き帰り一本ずつしか無いので結構混む。
自分は武蔵野線乗り換えで立川から乗ったけど、立ちの人も結構いて、デッキに輪行袋置くのも、ちょっと申し訳ない感じだった。
でも、混雑も高尾まで。
高尾で登山勢の人が一気におりて、以降はゆったり座って終点河口湖へ。


快晴やんけ。ふもとからこんな綺麗にハッキリ見える富士山久しぶりだ


日本人がマイノリティかと思うような国際的な駅前に、このオタク看板。
でもヤマノススメほんとよかった。



今日は、河口湖スタートで、山中湖を除く五湖を通りながら、本栖湖の北にある四尾連湖へ。
富士五湖は結構旅行できたことあったけど、四尾連湖は初なので楽しみ。
でも、事前ルートを引いたところ、本栖湖で下った後、同じくらいまた登らされるらしい。不穏だ。
帰りは甲府からあずさで帰る予定。大月―甲府間って距離の割にやたらと時間かかるから困る。





河口湖北側を走る。


富士山ちっか!!!



紅葉シーズンど真ん中でいい色合い。


せっかくなので、もみじ回廊にも寄る
ただの小さな河原なのに、GOOGLEマップにも載っている。


日向の紅葉が、まさに燃えるような赤さ。


突き当りまであるくと、突然木工模型屋さんが。御年70はいってそうなおじいさんがやってた。
老眼になっても模型を作り続ける、近い趣味を持つ人間からしてもすごい。


零戦を見よ、と強気の看板の先に、突然の1/1スケール零戦が。
模型店の店主すごいなこれ。普段どこに保管してるんだ


河口湖の西端までいくと、地元の自治体で出店をだしてて、サンマに、おやき、焼きそばなど屋台らしいラインナップが揃ってたのでここで軽く昼飯に。

飯食ってると、あとからきたオーストラリア人に、西湖へ向かうルートのアップダウン具合について聞かれる。
スマホのキョリ測でアップダウン具合を調べて、大した登りじゃなかったので「very easy!!flat road!!」と伝えた。
その後、自分もその道をおっかけて走ることになったけど、案外激しい登りで全くflatじゃなかった。絶対あのオーストラリア人にshitとか言われてたわこれ。

@13:25 西湖
昼飯をゆっくりとりすぎて、いい時間になってしまった。


お札で有名なアングル。


@13:43 精進湖


は、スルー。


左側に広がる森は、富士山原始林らしいのでちょっと見てみると、地面のもこもこ具合がいかにも溶岩。ブラタモリで富士山知識を仕入れた直後なので地形を見てるだけで面白い。

@14:04 本栖湖


どの湖に行ってもそこにいるのがMt.富士。それにしても、晴れているとことごとく絵になるように道が作られてる。すごい。

はしゃいで草むらに入って望遠で撮ってたら大変なことになってた。


本栖湖から南に走って、花鳥園のあたりにある「ふもとっぱらキャンプ場」がゆるキャン3話にでてくるキャンプ場。行きたいのは山々だけどわりと遠いので今回はすスルー。
そして、一話に出てくる湖畔キャンプ場の「浩庵キャンプ場」も、目の前完全に通りかかったのにスルーしてしまったことに、今コレ書いてて気づいた。


本栖湖を離脱して、中之倉トンネルを超えると一気にダウンヒル。
自分が下る一方で、身延の方から必死で登ってくる人も結構いたけど、ここを登るのはかなりキツそうだ。
交通量が多い上に斜度もキツイし登りの距離も長い。

そして、ここで下ったのと同じだけまた登らないと、四尾連湖につかないみたいなので憂鬱になる。


道の駅しもべのちょっと先で右に曲がって県道9号に入る。


峠を一つこえると、ついに四尾連湖の表記を発見。
ここから、11km/750mUPの道のり。貧脚には厳しい。


キツすぎて、登りの険しさを伝える写真を撮る余裕もなかった模様。
四尾連湖付近からでも、山越しに富士山が見える


県道414から、右折して県道409へ。
ここから先はもう本当に四尾連湖に用がある人しかこない道だ。


@16:10 四尾連湖着

わりと疲労困憊になって歩いて押したりしながらも到着。


ついた~~~
思ってたよりも小さい湖。池に近いような広さ。
昭和記念公園の池の方が広いくらいの、静かで穏やかなところだ。


ロケハンの念入りさよ。



この管理事務所のある水明荘さんにてチャイをもらって温まる。
標高もそこそこあるので、ヒルクラの汗が収まってくると結構寒い。

このアングル、ゆるキャン2巻でみたぞ。




いいところじゃないですか…

原作通り、一輪車でキャンプサイトまで荷物運べるのね。ボート荷運びも可。

せっかくなので対岸のキャンプサイトまで歩いてみる。





いや、ここめっちゃ好きだわ。
来年暖かくなったらキャンプしにこよう。春には桜花見キャンプできるらしいし。


湖一周してきたらもう17時。
ここから先は、どうせ甲府までロクにコンビニもなさそう…ということでカレーを頂いて帰ることに。

管理棟のおかみさんと、ゆるキャンみて来ましたと話してると「最近そういう人多いんだよね。でもまだ読んだこと無いんだよねぇ」とのこと。
ちょうどKindle版はさっきまで見てたところだったので、カレー食べてる間貸して読んでもらっていた。
あまりにもまんますぎる描写に、おかみさんが家族全員呼び出してみてみてーって展開になってしまい、あっそれはちょっとあっあっってなってしまったけど、とりあえず楽しそうだったから良いか。

娘さんが、自分の書いたチャイのボードがそのまんますぎる形で載っててマジか・・・こんなことならもっとちゃんと書いておいたのに・・・ってなってたのがちょっとおもしろかった。
巡礼しつつ、布教(?)もできたので良いツーリングだった。


カレーも完食して、18:00くらいに帰り支度。
甲府までいくつもりだったけど、わりと疲労感が強いので身延線の市川大門から輪行で帰ることに。
山を下ればすぐにつくっぽい。




しかし、市川大門駅でパッキングしてから時刻表を確認し、甲府まで自走したほうが早かったと後悔するのであった…。
単線で待ち合わせ多すぎるし、ゆっくり走るし、これは自走が正解だった。

甲府までついても、19時台のあずさは指定全席うまっているとのことで、自由席に掛けたところで案の定全部埋まってたのでデッキで輪行袋の横で座り込んで立川まで。
秋になると、日が暮れて冷えてくるとそのまま温泉入って一泊したくなっちゃってダメね。

走行距離 80㎞くらい