2015年11月10日火曜日

奥秩父ツーリング 中津峡へ

紅葉ツーリングもいろは坂はちょっとマンネリ、
ならば心が叫びたがってるんだ。もあったしせっかくだから秩父に行こう。

ということで秩父を目指すも調べた時点でとても遠い。
まず自走は無理なので電車でいこうとするも早くても越谷から2時間30分。
なんだよ、長野原草津口いくのとかわらないじゃんかよ、同じ県なの?
 とはいえ、調べたところ奥秩父の中津峡というところがいい具合とのことなので行く。


―――そして朝、完全に寝坊。

@12:02 西武秩父着
朝10時に電車のってもこの時間に着。
余裕があったらここから走って行こうと思ってたけど、ちょうどいいタイミングで秩父鉄道の乗り換えがくるので続けて乗って三峰口まで行くことに。







西武秩父駅降りたところのアーケード街に自然とアニメが溶け込んでてすごい。
ここまで普通に受け入れられる次代がくるとはなー。どっちもラブホ顔とラブホで不倫とアレな要素あるのにここまで浸透するとは。

@13:00 三峰口着

乗り換えて秩父線で30分くらい、わりと距離なかったから自走で行けた気もする。
今日はここから30km~40kmくらい、16時まで行けるとこまで登ってあわよくば県境までいってみたいところ。

 あの花よりも鉄道むすめを推す私鉄の鑑!


 改札はICカード使えない以前に自動改札ですら無く、駅はこのレトロさ、なのに見切れている自販機はほとんどのICカード対応と、このギャップにくらくらする。


 輪行解除してたら一本後ろからSL走ってきた!
一日に上り下りで1本ずつ運行してるらしい。わりと近くで蒸気機関のガッシュンガッシュンしてるのみれてわりとはしゃいでしまった。
走りだしてもいないのに満足度高いぞ、奥秩父!




駅から漕ぎだして2分の橋からこの景色、もうゴールしても良い気がしてきたぞ!


割りと漕ぎだしてまもなくこんな道がでてくるし秘境感がスゴイ。


ゆるい登りを10kmくらいはしってばくおん!でみたバイク弁当が。
本当にバイクばかり止まってた。こんな近くにあるのなら三峰駅で適当な駅そばなんて食うんじゃなかったなぁ。
バイク弁当すぐそばには道の駅大滝も。日帰り温泉があるので帰りに寄ろう。
しっかしこんな山奥まできて聞こえてくる言葉が2割位中国語なのほんとすごい。祖国にもこんくらいの渓谷いっぱいあるでしょ。
本当に今年は外国からの観光客多い。


道の駅をこえたら不穏なループ橋が。しかも路面に融雪用ヒーター埋め込む工事してて片側交互通行。
6%くらいの斜面をなるべく早く駆け上がるのなかなかにキツイ、反対車線側の車が待ってるから止まれないし。


ダム着!大滝ダム!ダムの上が歩道になっててなかなか楽しい。
管理所にてしっかりダムカードもゲット。埼玉住んでる内に県内のはコンプリートしたい。


ここから先は一気に山っぽさが向上。
トンネルが一気に増える。

トンネルの脇に歩道が整備されてて、そこがなかなかの染まり具合。


そしてここまできても刀剣のコスプレ撮影してる人がいて、埼玉はいつどこいってもレイヤーに遭遇する気がする。
地図をみるとここらへんからもう中津峡らしい。



うねうねした渓谷っぽい道と、あまり多くない交通量で自然とテンション上がるぜー、と思ってるところにどんどん彩度の高い景色が飛び込んできて思わず声出る。
どこいっても自転車乗ってて楽しいのはウォーーっていっちゃう景色が飛び込んできた瞬間だよなぁ。





景色がいいところとなると、必然的に茶屋が出現。ちょうどドリンク切れかけだったので寄ってちょっとだけご飯。
秩父産味噌こんにゃく。割りと冷えてたのでとにかく暖かいものが助かる。
しし汁もきになったけど、そこまでおなかすいてなかったのでスルー。

この時点で15:20。もう時間全然ないじゃん。完全に寄り道して写真撮りすぎた
とりあえずもう次にたどり着いたなんらかの施設でゴールにすることに。



中津峡ゾーンにはいってから終始こんな切り立った渓谷を走ってるのでめっちゃ楽しい。
時折100mくらいはありそうな断崖絶壁があってヒョーーーーwwってバルログみたいな声でた。





あーほんとこういうワインディングロードを秋に走るの好き。
裏ヤビツも11月中旬くらいにいくと良いんですよホント。ヤビツは断然裏の方が好き。



トンネルが怪しげな感じになってきて、いよいよこわくなってきた。

トンネルを越えた先にキャンプ場を発見。川沿いにやたらと赤く染まっている木があったのでコイツを撮って今日はオシマイとしましょう。



こういう吊橋わりとテンションがあがるけど高所苦手なのでそれなりにビクビクしながら渡る。



ビューティフォー
長靴にゴツイ三脚で粘っているおじさんがいた。そういう重装備をみると俺もデジイチ持ってくればよかったなーって気持ちになってしまう。


一通り秋っぽさを満喫したので帰ろ帰ろ。
時刻16:10。曇りの日だからもう薄暗くなってきてるぞ。


@17:00 道の駅 大滝温泉へ帰還

あのしんどかったループ橋もすっ飛ばして帰還。
なにやら三峰神社でお祭りと紅葉のライトアップもしてるとのことだったけど、それまで行ってたら終電逃しかねないので今回は見送って温泉!
いままで温泉付き道の駅は、京都の日吉、北海道の羽幌となかなか印象深い上に高評価なとこが多かったけどここもなかなかの良さだった。カラダ動かしたあとの温泉は補正かかるからずるい。


風呂に入りながらロードにカギかけ忘れた事に気づいた人「あっ」

すげー不安になったので一回体拭いて服きて外でてカギ締めて、もっかい風呂入ってっていう無駄な手間をとってしまったけど、カギしてないで置いとくとほんとうに落ち着かないからいかん。
でもいずれにしても風呂上がりコーラ is god! カロリー消費分帳消し!


晩ごはんは道の駅でも軽食やってたけどちょっと割高だったので三峰駅前で食うことに。
そして三峰駅前まで走ってきたら、4軒くらいあったのにほとんど昼でしまってて、唯一あいてた孤独のグルメにでてきそうなホルモン焼き屋へ。


案の定クセのある主人がやってるお店で文句いいながら支度してた。
しかしこんな観光地なのに夜でも昼と同じ定食やってるのはありがてぇ。
夜でもやってくれてるのはありがたいから次来た時もアテにしますよ、と話をしてたら営業時間は気まぐれとのこと。えー

お店にいたもう一人のお客が山も自転車もやる人らしく、話を聞いたら八ヶ岳越えて十国峠こえて群馬の高崎まで走ったりしたよーとか簡単に言ってたけどそれ獲得標高3000m超えてるし、わりとスゴイ人だったらしい。アウトドア界隈はときどき超人いるから怖い。

メシを食ってちょっと駄弁ってたら電車の発車時刻までいい時間になっていた。
店を後にして素早く自転車パッキング。
18:57の電車に乗ったのに、なんで家につくのは21:40なのか。
良かったけれど、遠いぜ秩父。


走行距離60kmって全然足りないのでやっぱり9:00には走り始めないと駄目ね。