2015年10月29日木曜日

20151002 大久野島へ行きました(非・自転車旅)

大久野島、見捨てられた兎の島。(MARZ特有の森本レオ風ナレーション)
行くにあたって、諸々調べるのに苦労したので旅行検討段階からチマチマ書いていきます。





■どうやっていくか
アクセス|瀬戸内海のうさぎ島 せと温泉でのんびりゆったり|休暇村大久野島
http://www.qkamura.or.jp/ohkuno/access/

どうやってもフェリーに乗ることになるわけで、
本州からなら広島県竹原市の忠海駅から、
しまなみ海道の中からなら、大三島の盛港から。

そしてその 忠海駅へのアクセス方法は
1)普通に電車でいく
2)東京から夜行バスでいく
3)広島空港からバスでいく(40分)
4)広島駅から高速バスでいく(100分程度)

この中で、4)広島駅からのバスってのは関東からいくのは効率悪いのでナシ、
3)の飛行機案は、どうにも早割でないと高く付いてしまうのでパス、
2)案は割りと安上がりだけど、出発時間が割と早くて仕事上がりに間に合うかやや心配
なので今回は電車でいく案で計画。

■電車でいく
忠海駅にて下車してフェリーでいくことになるんだけど、
これがかなり本数が少ない。とても双方の相性が悪い。








































この本数のなさ!これに対してフェリーのダイヤは



















このダイヤの噛みあわなさよ。

調べてみると、東京から始発で行ってもどうやっても10:30のフェリーに間に合わないので、最速で12:30のフェリーしか乗れない。それだとちょっと滞在時間的に物足りないのでは。


どうにかいい方法はないか、と思ったら22:00東京発の寝台特急で行くと、8:45には着けて、9:30のフェリーに乗れる、その上新幹線で行くよりも安く済む(一番安い雑魚寝寝台の場合だけど)
YAHOO路線情報で調べると、シングル寝台の価格が出るけど、実際一番安いのびのびなら5000円安い15000円で行ける。
そしてうさぎモフモフ時間はプラス3時間。ナイス。
じゃあこれでいこう、と当日の朝に言い出したので流石に一緒に行った人に怒られた。
旅は計画的にね!

■実際に行く

@22:00 東京駅

何度のっても寝台のラウンジのおつまみたまらん

@6:30 岡山着
目が覚めれば岡山着。シャワーがなかなか空かなくてバタバタ下車。
ここからJRの鈍行で2時間、忠海駅を目指す。




三原にて2両編成の呉線に乗り換え。ここからあと3駅。

車窓から造船所が!
この瀬戸内っぽい景色好きです。


@8:45 忠海駅着


あまりかわいくないようでギリギリかわいい兎がお出迎え。


そう、ここは竹原市なのです。


たまゆらはちょっと見ただけであのスタッフのアニメだと安心できるんだけど、この歳になるとKeyのヒロインみたいな特徴的な語尾や挙動をする女の子ばっかり出てくるアニメがしんどくてダメです。小説原作じゃないんだからちゃんと日本語喋って。


駅から5分ほど歩いて、フェリー乗り場に。
めっちゃ観光客多いと聞いてたので今治の東予港くらいのをイメージしてたけど全然こじんまりしてた。
ここで100円でうさぎのエサを売ってる。
島に渡るとエサは一切売ってないのでここで買い込んでおく必要あり。
でも買いすぎても島に捨ててこないようにしましょ
駅の近くにファミマとセブンがあるので生鮮食品多少はあるかもしれないけど、基本的には地元で買ってくるのがオススメ。
自分は人参3本をイチョウ切り、3本をスティック状に切って持参。
あとキャベツを1個まるまる。この荷物が多かった。けど最終的には見事に完売。これでも足りないくらいだったかも。
あとキャベツ半分は欲しかった。


30分ほど待ってるとフェリー到着。



そして乗船して15分程度で到着。
フェリーといっても尾道―向島の渡し船みたいなお手軽さ。
距離的には宮島―宮島駅くらい?
さて、いったいどこから兎と遭遇するのか。

@9:30 大久野島上陸

!!!!!!第一島民発見!!!!!
上陸して桟橋を越えて、即発見!わずか30秒程度でエンカウント。
こんなすぐにいるとは
(後で一周回って気づくことになったけど、このフェリーの止まる桟橋付近のうさぎが休暇村の周辺と同じくらい人馴れしていて、わさわさ群れていた)


桟橋から休暇村まで、シャトルバスが出ているのでそれに乗って移動。



島内唯一の宿泊施設、休暇村の入口前の階段でも群れまくる。
別れを惜しむおばちゃんが餌付けしていた。
なにかわかっているのか、自動ドアの中には走りこまないうさぎたちに高い知性を感じた。

休暇村の人に聞いて、近くのコインロッカーを教えてもらっていざ餌付け!
カメラバッグとキャベツ、にんじん入ったカバンだけの軽装でいざ



コインロッカーのある小屋の前にいた仔ウサギがかわいすぎて開幕から卒倒しかける


ペタ―
目と目が逢う~~~瞬間、


   エサだと気づいた~~~~


この後、一日中島内を回ってたけど、この子はかなり好みだった。
この澄まし顔ずるいわ。



奥のがコインロッカーのある建物。
そこからちょっと歩いたらもうUC:0078のオーストラリアみたいになっている
大久野島のうさぎは基本的にはアナウサギという種類らしく、そこら中に穴が空いてるし、どいつもちょっと暇になると穴をほってる。
ところどころ深い穴があって、仔ウサギが顔出してたりして悶える。



休暇村の西側の日陰にて。
室外機置き場の基礎のところまで ごっそり掘られて巣穴になってる。
巣穴があるだけあってかなりうさぎがモフモフと。

もふもふの癒し空間の傍ら、かつての戦時中のガス貯蔵庫が傍にあったりして、そのギャップもまた良い。

周囲の風景取りながら身動きをとらないでいると、媚び方を覚えたばかりの仔ウサギがピタッと足にくっついてることが多々あって死ぬ。


海岸線を少し歩いてから、ちょっと高いところにある展望台を目指して山道を歩く。
まったくうさぎいないのかなーと思ってたけど、30mおきくらいにうさぎが何食わぬ顔でおすわりしてて癒される。

1匹に餌付けしてると草むらの中から新手の兎が飛び出してくるので笑う。
L4Dのゾンビとか、世界樹のFOEとか、そんなイメージ。 



30分ほど展望台へ到着。
いやー、周囲どこみても島と海、巨大なタンカーを修理するドックと瀬戸内らしさしかない景色を堪能できて最高だ。



そしてここにもいるうさぎたち。
人馴れしてなくてビクビクしてるのに、エサの袋をガサガサすると一気に駆け寄ってくるのでちょろい。でも手を伸ばすとにげちゃうし、にんじんもキャベツもヒット&アウェイで少しずつ奪っていくのでなかなか懐柔できなかった。


展望台から下りながら、みつけたうさぎに餌付けしてたら、いつの間にか20匹くらいの巨大パーティーになってしまった。
置いておいたエサを食べきると、先を行くこっちにぴょんぴょん走ってくるのがかわいい。

@13:00 休暇村にて昼メシ
メシってもしかして食うところないのでは??と心配になってたけど、全然そんなことはなく、休暇村のレストランでメシ。たこづくしセット。タコ刺しも、タコの香り揚げもうまかった。


昼すぎになると、どことなくうさぎたちの元気がなくなって集団おすわりしている群れを結構みかけるようになった気がした。


スヤァ(´-ω-`)
こんな隙だらけでカラスに狙われないのか、みんな大丈夫なのだろうか。



























と思ったら元気なのもいた。
エサのガサガサ音をキャッチすると50m先から全力でダッシュしてくるのですごい。さすがのお耳。
うさぎにふれあうことはそこそこあっても、野生のうさぎの全力ダッシュなんてなかなか見ないので壮観。


あぐらをかいて餌付けしてたら人を恐れない仔ウサギが乗ってきて完全に理性が死んだやつ。
あ~~~~お客様困ります~~~~~~
お客様デジイチの上に乗られるのは困ります~~~~~
あ~~~~~~^p^



あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^p^


この感も、一匹だけかわいがるといじめられるらしいと聞いていたので、周囲のさぎにもまんべんなく餌付けする。
なんかときメモっぽいシステムのゲームだ。

たかられすぎてここでキャベツ半玉くらい一気に消耗した。

@16:00 帰る準備
名残惜しがりながらも、最初の桟橋でうさぎと戯れながら、フェリーを待つ。

最初スルーしちゃってたけど、戦時中の発電所後があるのでみてみる。




発電所のこの完璧な廃墟感たまんねぇ!
こういう雰囲気大好きなので大満足。
そしてその廃墟からひょこひょこ出てくるうさぎたち。
うさぎのそばにカラスがいっぱいいたけど大丈夫だったんだろか。

フェリー待ちして座ってると椅子にも机にもドンドンうさぎが飛び乗ってきて餌を要求してくるので人間はもうエサ供給マシーンとなるしかないのだ。
ここで惜しみなく残りのエサを使い果たして身軽になって島を後にした。

桟橋前の斜面にいた仔ウサギちゃんがめっちゃ可愛かったのに最後までなついてくれなかったのは残念だった。
ぜったいまた来てやるからな!

@17:10 忠海駅→尾道駅へ
この旅行自体は2泊3日の予定で初日だけ大久野島の予定だったので、夜は尾道の旅館へ。
3度めの尾道。いつも安宿だったけど、今回は奮発していい感じの宿、千光寺山荘にて宿泊。
晩飯付きで部屋でご飯食べた上に、布団まで敷いてもらえるとそのくらいやるから!自分でやりますからってなってしまうくらい普段はセルフで敷くタイプの宿ばかりだ。
昨年尾道来た時は2500円のゲストハウスだったからなぁ。

諸々のサービスもさることながら、展望室からの夜景がとても良かった。
ちょっとあるけど千光寺の展望台もいけるんだけど、カメラを置いて連続撮影しながらその間に部屋にもどってテレビみてくつろいだりできたので、がっつり写真撮りたい人にはかなり良い宿だと思う。



フネの速度と車の速度と全然違うので両方の軌跡をキレイに残すの難しいな・・・要練習。

後日はしまなみ海道走ったり旅行は続いたけど、大久野島の話はここでおしまい。
ああ、うさぎ写真なんて行った人みんな上げてるんだからもっとアクセス方法とかの話をしようと思ったのに結局うさぎ写真だらけになってしもうた。かわいいは強い。

最近は土日は人が多すぎて、マナーもちょっとよろしくないしうさぎも食べ過ぎで食いついてこないときくので平日オススメ、実際ウサギめっちゃがっついてきたし。