2015年8月9日日曜日

乗鞍ツーリング2日目 乗鞍高原→山頂→新島々

←1日目

■7/20月

前日、雨に打たれながら新島々から乗鞍の中腹のホテルまで辿り着いた3人。
そして曇のち雨ときどき雷雨 の予報に怯えながら迎えた朝、


@6:00


晴れとるやん・・・・


どうなることかと思ったけど、とりあえず宿周辺は晴れてる!
俄然やる気が出てきたので起き抜けで風呂入って、朝ごはん。



朝飯食べて早めに出発。
8:00にはチェックアウト。
露天風呂もよろしかったのでまた次も候補としてアリだ。


はぐれさんは身軽、おくやすは高山側に下るかもとのことで、自分だけ観光センターに走ってコインロッカーにリュックを置いて軽量化。
いざゆくぞ乗鞍山頂。



今日は20kmくらいの登りで1300m獲得、あとは下って帰る算段。
これなら家にもそこそこ余裕な時間に帰れるでしょう。


と思ってたのに、まって、山頂だけみごとにすっぽり雲に覆われてるんだけど。TOKYO JUPITERかよ。
どうりで山頂の天気予報と松本市内と予報の乖離が激しいと思ったよ。

今日はこの写真中央の赤茶色い地面が露出している辺がゴール。
こうしてみるとよくのぼるよほんと。

まずは300m登った三本滝まで。

@9:00 三本滝着
レストハウスに自転車とめて、いざ三本滝まで10分程度のトレッキング。
俺(SPD)、おくやす(SPD-SL)、はぐれさん(SPD-SL)と、とても歩きにくそうなパーティが無謀にも挑む!



(おくやす撮影)



 もののけ感ある森のなかを歩くの楽しい。レストハウスからちょっといっただけでこの森っぽさだから楽しい。

 滝もいいけど、この橋が好き。

 到着!途中、あきらかにSLだと死ぬっぽいポイントあったけどなんとか無事に到着。


カッコイイ修行のポーズしてるお兄さんがいた。カッコイイ!


全く源流の違う三本の滝が合流しているから三本滝というわけなんだけど、三本目がはなれたところから落ちてきてるからパノラマ撮影でも収まらない。
三脚もってきて粘っている人もいたけど、ガッツリ撮影できたら何日かかるかわからないよなぁ

@10:12 再出発 位ヶ原山荘まで


レストハウスにて各々補給して再スタート。
こんな時間から食べるアイスの旨さよ。そして消費カロリーと摂取カロリーがトントンになるが気にしない。


此処から先はマイカー規制ゾーン。
自転車とタクシーとバスのみの世界だ。そういうのもあって乗鞍は景色もいいし走りやすくて良い。
渋峠はちょっと交通量多くて怖いんだよね。


@11:09 位ヶ原山荘着

すでにツライツライ言いながらなんとか着。
ここで標高2400m、すでに渋峠よりも高い。



ここまできたら、あとはきた道の長さを見下ろしながらスゲースゲー言うだけなので気持ち的にはラクだけど、酸素がどんどん薄くなって身体的にはけっこうツライ。
割りと消耗してしまったので山荘でゆっくりして回復。コーラおいしい。
この山荘、おやつや飲み物、軽食も出してくれるので本当に助かる。山頂の食堂よりもおいしいし。



いざ再スタート。
ここからさきは写真とる名目での休憩をしまくって、かなりマイペースで登る。
二人共かなり前の方を行ってしまっていたけど、どうせ頂上で会うから問題なし!



きーえるひこうき雲ー いやー夏だね。でも雪残ってるね。


獲得標高とともに季節感が死んでいくのを感じます。



季節感の完全な死を感じます。
7月下旬にスキーしてるってなんかもうわかんねぇな!


ところどころガードレールが消滅しててこわい


振り向けばこの景色。


空模様が完全に夏だしあの中にラピュタあるし、もうなにもかも真夏のせいにできる。
しんどかったけど、もうすぐゴール。このだんだん高まってくる感じと最後のカタルシスがヒルクライムのずるいところ。

@12:10 畳平着
ついたぞーーー!
山頂の岐阜県の標識を確認してゴール。
先についてたおくやすとはぐれさんともお疲れ様シタぁ!といいあう。
本当に、わざわざ誘っといて最悪な天気だと申し訳ないと思ってたけど、言い出してよかったー
たまには友人らとこの景色みるのも悪くない。めっちゃいい。

記念に県境で写真とってもらったけど腹がチラ見えしてて恥ずかしいし存外に腹が出てて悲しい。
痩せます・・・


山頂、といっても自転車でいけるところの頂上ってだけで、ここからは歩きで乗鞍岳の各山へ歩いて行くようになっている。
一番高いところまでは歩いて3時間とかなので自転車ついででは無理なので、近くの魔王岳へ、



行こうと思ってたのに熊が出たとかで一時的に封鎖されてた。
めちゃくちゃ頻出じゃん。
そういう俺は自転車乗りながら遭遇したことあるし、ほんと普通にいるから怖い。



熊看板のそばの乗鞍畳平看板にておくやす氏。
 このゴツゴツした感じの風景をバックに撮れるのがいいね。







とりあえず今後のことは飯くってから考えることに。
頂上といっても、実はそこそこの規模のサービスエリアみたいなおみやげ屋と食堂、ほかにも山荘と郵便局といろいろ店があって餓死はしない作りになってる。
でもトイレ使うのにお金取られるのとかにはしっかりとした山っぽさを感じる。

飯食ってる間に封鎖されてた魔王岳が開放されたらしいので食後に向かってみる。


不思議な色の池。硝酸銅っぽい




 背の高い植物が視界から消えて膝丈くらいの高原植物だけが残っているこの感じいいね。

SPD-SL組を置いて勝手にすたすた登る俺を撮ったおくやすの写真。


そして魔王岳のてっぺんへ。
50mくらいしか標高変わってないけど、見える景色はぐっと変わった。


右側の景色と、



左側の景色。

髪の毛ボサボサの俺。

魔王岳のてっぺんから少し歩いたら、細い荒れた道があったのでそこを進もうとしたら、山岳パトロールの人が熊がでた直後だからちょっと待機。すこし待つと安全確認できたから行っていいよと言われるも、尾根を越えるときは声出したり手を叩いて熊に事前に気づかれるようにしてね、とさらっと生死に関わりそうなことを教わる。

稜線沿いにちょっと進むも、果てしなく伸びていそうなのでほどほどで引き返して元の道へ戻っていくことに。

@13:50 乗鞍岳畳平から新島々へ
京都民のおくやすはせっかくなので帰りは高山側に下って、高山から名古屋経由で帰るとのこと。
グッドラック、次いつ会えるかわからないけどまたどこか行こう!

「そういえば来週のワンフェス行きますか?」
「あ、行くわ、じゃまた来週な!」
(本当に次の週に幕張で会いました)






名残惜しみつつも、はぐれさんとともに新島々まで一気に2000m下る。 
ああ、最高の景色だった。
3度目でいままでの成績は雨、晴、そして今回晴と、なんとか雨男っぷりは払拭できてきてるのかも。
高山側の日本海がちらっと見える景色もいいけど、松本側のこの景色も好き。

下り始めたら速いもので、40km/h でふっ飛ばしてあっという間にホテルのとこまで。
寒いからって着てたレインウェアももう暑くて着てられないので仕舞う。


あまりの急な標高差に頭痛に襲われてちょっとトンネル郡手前で休憩。
帰りは行きのスーパー林道じゃない王道ルートを選んだけど、こっちのルートの斜度おかしいでしょ、しょっちゅう10%越えてあがる。

トンネルあっても下りだから・・と思ってたのにゆるやかな上りになってて死ぬーもう登れないーーってなりながらもあんまりトロトロ走ってもいられないのでハイペースで走る。
そして脚が結構シンドイ感じに。
でもどうせすぐ着くのだから最後くらい頑張らないと・・・

@15:30 新島々駅着
ついた!
けど、そのまえにお金おろしたりするので近くのセブンへ寄る。


三歩いるやん!
よく頑張ったよ、俺。

16:05発の電車で新島々から松本へ。
松本からスーパーあずさに乗って立川へ。
自由席でも始発だからなんとかなった。

諏訪や塩尻を通過するたびに「ここ昨日走ったわ」というはぐれさん。本当に脚力すげぇしポテンシャル秘め過ぎですわ。
さすがの鉄人はぐれさんも2日連続のハードなツーリングで疲労困憊なのか合間合間で寝てた。
俺も写真の整理してたけど、デジカメの電池が切れてしまってやることなくなったので寝落ち。


東京が近づいて目が覚める。起きてから少しはぐれさんと喋ってる間に立川に着。
空がすごい色になっていた。 でも日没までに都内に戻れててよかった。
立川ではぐれさんと別れて西国分寺から武蔵野線に乗り換え。
南越谷にて自転車組立てて帰宅。
あんだけ余裕持って帰ってきても家ついたら20:00回っててなんだかんだで松本の遠さを感じる。


計2日で100km程度だったけど、獲得標高的にはハードな旅だった。
来年は秋とか季節を変えてまた行こう。