2018年1月29日月曜日

20170502 九州横断ツーリング3日目 由布院→阿蘇

■5/2

起床からの即温泉。
由布院では、今朝も源泉からジャブジャブ湯が出てきている。
引き続き筋肉痛でしんどい体に、スーッとしみこんで、これはありがたい。

はぁ…都合よく電車も通ってるしもう輪行で阿蘇まで行っちゃおうかな。
そんな気もする披露困憊三日目の朝。
そう、今日は一日中山なのである。
やまなみハイウェイを走り続けて、九重連山を越えて、大観峰から阿蘇のカルデラを一望するのだ。

UP1400mといえばそこまでないんだけど、とにかく蓄積した披露がしんどい予感しかしない、山三昧な一日の予感!
本格的にやまなみハイウェイに蹂躙される旅が始まる!



朝飯は特に九州感はなかったけど美味しかった。

宿の玄関で自転車置いていろいろセッティングしてると、通りすがる人全てに「一人で来たの?」「どこまでいくの?」と話しかけられる。
会社の保養所に一人で、しかも自転車で来るやつとかそりゃとりあえず絡まれるわ。


宿からでて、とりあえずそばにある金鱗湖へ。


湖というよりは池って感じ。震生湖なみの見栄っ張り湖だな。
冷えた早朝にいくと霧がかかってて風情があるとか事前情報は聞いてたけど、9時なので全然そんなことなかった。




せっかくなのでガッツリ走り出す前に由布院駅もみる。
素敵な駅舎だ。


由布院レベルでも、田舎の電車は厳しい。
あと、九州ほんとハングル表記多い。東京よりも韓国のほうが近いからなー


駅から逆向きを見ると商店街と由布岳が。麓に温泉街ができてるのがよくわかる。


さぁ、駅前で補給を済ませたのでいざやまなみハイウェイへ。



由布院周辺はなんかサブカル感ある博物館が。
あれだ、実質伊豆高原だ。なぜ温泉リゾートに人はあやしい博物館を作ってしまうのか。





由布院市街を離れて30分くらい。少しずつ高くなってきたぜ。
正直すでに足がしんどいのでいますぐ下りたい。


@10:50 長者原のちょっと手前

上りがしんどすぎて2時間近く写真がない…
レストラン併設の売店でアイス食べて休憩してたら、背後から突然パカラと足音が聞こえて真横を馬が巡航速度で駆け抜けていった。



割りと危なく事故るかと思うようなスレスレのところを通っていったので、一瞬死を覚悟したぞ。



ここから先、一気に馬の出現率が増加。
九重連山手前は広く平原になってるみたいで、結構牧場があるみたい。



ぉ!これは

ツイターーー
このストレートな道と、奥の山(しかもめっちゃ噴煙でてる)感じ。
いよいよ阿蘇のあたりに来たぞという実感が湧いてくる。
そして時間差で、無駄なアップダウンを繰り返された疲労感が襲ってくる。



ものすごいパノラマ感ある光景に打ちひしがれてたのに、パノラマ撮影で写真撮ってなくてあまり伝わる絵がないもどかしさ。




とりあえず長者原のとこのレストハウスで飯。
ガッツリ食べる気力もなくなってて、ほどほどのオムライスに。



食後に地図を見て道を確認。確認するまでもなく一本道の峠を登っていくだけなんだけどさ。
ここの牧ノ戸峠が今日の最高峰なのでなんとか頑張ろう。


普通に走ってると道がきれいなので忘れがちだったけど、ふと気づくとガッツリ崖側の道が消失してたりするので驚く。

@13:00 牧ノ戸峠着



構図の適当さから疲労が伺える。長者原から300mしか登ってないのになんであんなに疲れてたんだろうか。
ちょうど登りきったところに、GIOSのクロスバイクにR500履いた学生くらいの人に写真撮るのを頼まれた。

「いやー、どうすれば登りって楽に登れるんですかねぇ」とロード乗ってるからなんかノウハウあるだろう的な会話を振られたけど、俺が教えてほしいよ。


峠が九重連山への登山道入口になってて、レストハウスの駐車場には車がたくさん。二輪もたくさん。

とりあえず今日はもうあとは下るだけなのでここでゆっくり休む。
さっき昼飯食ったばかりだけど休む!



アイス!
飲むヨーグルト!
かなりチャージした。

さぁ、あとは大観峰いって、そこから下って宿に行くだけだ。


下りは本当にあっちゅーまだ…
さっきまであの山の上にいたのに。




左右ともに草原が広がる緩やかな下りを走ってると突如なぜか鹿が飼われているところが。



そしてその周辺に人がる謎のオブジェ。
木でいろいろな動物を表しているのはわかるけど、急にどうした…
しかもそれが数本じゃなくて、100とかの単位であるのですごい。
夜中通って、VOLT800の明かりでこれが照らし出されたら漏らす。


本当に長者原周辺から先、熊本側はとてつもないイメージしてた通りの阿蘇感ある風景。大満足。










やまなみハイウェイ県道11号を途中で曲がって、45号へ。
ここからは外輪山を走って大観峰を目指す。
カルデラでできた外輪山を走るわけで、東伊豆のような強烈なアップダウンにかなりやられる。
でも景色がすごいのでがんばれる。
山と、その下に広がる盆地、それが視界のどこまでも広がってる。
地震の影響か、激しい地割れもあった。



しゅごい・・・(語彙喪失


@15:00 大観峰着





火山すげぇ…
これ全部カルデラって、じゃあ陥没する前どんな規模だったんだってなる。

地図的にはこの辺。阿蘇山の周囲100kmを、高さ100~200mの外輪山が取り囲んでて異様な地理感だ。



この人と奥の米粒みたいな車とで完全に距離感が死んだし、スケールもわけわからなくなる。

まだ15時だけどもう今日は走りきった感に浸ってずっと写真撮ってた。
あのぎざぎざした阿蘇山にあしたは登るのか。そろそろ平地が恋しいぞ。





大観峰のレストハウスにて、九州名物としてときどききいてたいきなりだんごを食べる。
生地の中に、さつまいもとあんこが入ってる素朴なまんじゅうだったけど、これ川越にパチもん売ってるの見たことあるぞ。


景色はいいけど、いかんせん風をモロに浴びて冷えてきたのでそろそろ下って早めにチェックインすることに。
18時前に宿について、晩飯前に風呂に入れるとか最高かよ。
そうだよ。別に自転車ツーリングだからってしんどい思いばかりじゃなくても良いんだよ!!
今日は阿蘇の北側の内牧温泉てとこで一泊。

よく聞くラピュタ道も興味あったけど、基本的に通行止めで立入禁止だし、早朝で雲海がみえないと大観峰と景色はそんなに変わらないだろうということで断念。

それに、道が塞がってるからラピュタ道行ってもまた引き返してこなきゃいかんし、そしたら60kmくらい追加で走らなければいけないじゃん?あのアップダウンの激しい外輪山を?無理!!!






嫁に「もし、見かけたら買ってきて」と頼まれてた蛍丸サイダーを発見。なにやら刀剣好きな人には有名らしい。
どうせみつけないだろーとタカをくくっていたのに発見してしまったため、思わぬ重量増加。
よりによって瓶かーー



内牧温泉街もブラブラしてみたけど、結構若い人のやってるおしゃれなお店も多くて頑張ってた。ちょいと近代アート的な色も追加して、盛り上げてこう感があった。
日帰りの立ち寄り湯もところどころあってゆったり温泉旅に切り替えたい気持ちになる。

ほどほどに商店街を回って、夜に一杯やるようのアテも買い込んで宿へチェックイン。
完全に値段で選んだ五岳ホテルというところへイン(ここ以外はGW価格でやばい値段だった)

阿蘇のいい感じの牛で牛しゃぶ!
今日走りながら見てきたあの牛たちのことを思うと心苦しいが、でも牛はうまい。仕方ないんだ。

温泉に浸かりながら懺悔を済まし、酒とBBCA飲んで就寝。

今日の走行距離76km
この旅行での走行距離315km
うーん、ブルベの人はこの距離一日で走るとかすげーなぁ。
俺はもうボロボロだ!

4日目 阿蘇山ヒルクライム→熊本市街 へ(予定)