2013年8月4日日曜日

20130427 連休旅日記:北へ。 0日目&1日目

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そうだ、北海道へ行こう。宗谷岬へ行こう。
なんだか猛烈に寝台特急に乗りたくなったのと、なんだか猛烈にどうでしょう聖地巡礼をしたくなり、
それに加えて自転車で最北端を目指した人のブログを見てしまったことのシナジーで思い立ったが吉日。
乗車一ヶ月月前の3/27にみどりの窓口へ朝イチで寝台特急北斗星 予約申し込み用紙を記入して、なんとかチケット購入合戦に勝利。
(連休時期のチケットは、発行可能になる一ヶ月前に全国のみどりの窓口から一斉にチケット登録しはじめるのでリアルビシバシチャンプなのだ)

ゴールデンウィークには北海道も桜が咲くというし、気温はそんなに気にしなくてもいいだろうしという甘い見積もりの旅行が始まった!
北海道全域が観測史上まれに見る寒波に包まれる中、自転車と電車で最北端を目指す旅の日記。

ざっくり日程:
0日目:南越谷―青森 北斗星に乗る
1日目:函館―札幌―余市―小樽―札幌 余市ニッカウイスキー工場で飲んだくれる
2日目:札幌―富良野 札幌市内、HTV本社と南平岸高台公園へ水曜どうでしょう巡礼
3日目:富良野―旭川 花がなくとも富良野・美瑛の丘を自転車で走る(ハズだった)
4日目:旭川―留萌―羽幌 ライダー的に有名らしい北海道日本海側オロロンラインを走って脳汁出す
5日目:羽幌―サロベツ原野 引き続き日本海側オロロンラインを一日中走って100キロ先のサロベツ原野の宿へ
6日目:サロベツ原野―稚内―宗谷岬 さらに100キロ走って最北端宗谷岬へ行き、岬近くのお宿へ
7日目:宗谷岬―稚内空港 宗谷岬から稚内空港へ。自転車を可能な限り解体して梱包して空輸して1500km先の羽田へ帰還

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□4/27(土) はれ
0日目 埼玉県越谷市 最高気温19℃/最低気温9℃
JR武蔵野線南越谷駅―青森

@18:40 南越谷駅→大宮駅


今回のたびの道連れたち。
例のごとくの解体された自転車と、自転車のリアキャリアに積むバッグ(今回のために新調)、オルトリーブ耐水リュックのざっくり3点。
自転車本体が8kgに対して、自転車につむバッグが6kgで重心めちゃくちゃで安定性なんてあったもんじゃないけどしゃあなし。
横風さえ食らわなきゃ大丈夫よ、と思ったけど横風向かい風ばかりの旅路になることはこの時は知る由もなし。
まさか出発直前に買った、モンベルのちょっといいカッパが大活躍する旅になるだなんて。


大宮にて乗り換え。
在来線ホームの電光掲示板に突如現れる「札幌」の表記のぶっとび感。
割とそのスジの人にはありがたいものらしく、撮り鉄の人とかもちょこちょこホームにいたような。


@19:30 寝台特急 北斗星乗車


乗れた。これから16時間1200キロの電車の旅です。(ISO感度設定みすってめっちゃ残像出てしまった。)
セルフサイコロの旅みたいなもんです。旅行と修行は紙一重。




今回は経済的事情もあって1部屋4つのベッドがあるB寝台。JRゆかたとかあるんだ・・・
寝台特急の雰囲気は好きだけどいかんせん高い。
特急券+通常運賃+寝台券で26000とかする。
LCCで早めに予約すればぶっちゃけ北海道往復できる額だけど、行きは自転車事情的に避けたいのでしゃあなし。車窓の風景も好きだし。
割と結構自分に鉄オタの素質がある感じがするのでいろいろ心配。




車内には食堂車もあって、なかなかな雰囲気。
しかし料金が高い。食べ物が普通に居酒屋+300くらいのお値段。
雰囲気だけ味わえればいいやとピザ+赤ワイン頼んでまったりしてた。
これで1300円とは最初っからエンゲル係数高まる!

旅は長いので初日は23時辺りに就寝。
仙台辺りで意識がとんでた。


□4/28(日) 雨
1日目 札幌―余市―小樽―札幌 

@7:00 函館着






目が覚めたら青函トンネル越えてた。
みなさん朝早くから車窓の風景に釘付け。




函館―登別―洞爺湖―室蘭―苫小牧 と進んでいく。
内心、登別で一週間自堕落温泉クズ生活も悪くないと思ってしまっていけない。
それもこれも週間予報で稚内がだいたい雪だるま並んでるのがいけない。自転車のりたくねぇよぉ・・つうか乗れる状況なのか・・・

しかし日をまたいでからの北海道道中、いたるところの駅、林、森の中から北斗星を撮影してる撮り鉄の人らがいっぱいいて驚く。
時折、どうやってそんなとこいたの?っていうくらい深い山のなかまで入ってる人もいるし。
渋谷駅の件とかで、ちょっと撮り鉄とかマジ・・・みたいな感じもあったけど、こう、みなさん電車が通過するころには一仕事終えた職人の顔をしていて、みているこっちが嬉しくなる様なね。なんにしても極端なのいるけど、全部がそうじゃないよなぁ。



朝飯は駅弁。
駅弁大会とか駅弁フェアとか聞いて邪な考えがよぎらない大人になりたかった。


@11:15 札幌着


洞爺湖の辺りまで大自然だったのに新千歳周辺から一気に大都会。
そしてあっという間に札幌着。本日の最高気温7℃/最低気温4℃!
さぁぁぁぁぁぁっむい!雨降ってる!風強い!

まずは札幌北口の今日のお宿、東横インへ。自転車といらない荷物を預ける。
連休だろうと日曜は安いので東横インはえらい。


それからとりあえずはメシ。とりあえず札幌きたんだし有名っぽいラーメン屋へ。
セブンで散々食べたすみれの実店舗へ。

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雨がすごいけど、札幌市内は雪国なのもあって東京大阪以上に地下道が発達しててラクラク回避。
あとあれ、区画がめちゃくちゃ正確な碁盤の目のなってて、ぐちゃぐちゃじゃないのね。新宿ダンジョンと梅田ダンジョンは見習うべし。。
番地も北2-西3とか、全部東西南北のX-Y座標で表現されてて謎の感動。
京都も区画は整ってるけど、番地表記がここまでのところ初めてだわ。

















なかなかスタイリッシュな店構え。
そしてお味は、なんつうか、しょっぱかった。
あと寒さ対策なのかスープ表面に油が多いね。ぎょうてん屋みたいになってる。




うだうだ言っても基本的にコナものにしょっぱいソースやスープ混ぜればなんでもうまいって言う人なので満足。


@13:10 札幌―余市へ




 
腹も満たせたので札幌から電車で1時間半ほどでニッカウイスキー工場を目指します。
電車待ちしてたら、札幌から大阪行きの電車とか出てるけどなんだよそれ、
東京―札幌で16時間かかるんだからたぶん24時間かかるよね?正気なの?


@14:50



余市着。駅からすでにウイスキー推し。樽!
道迷ったらいやだなーとか思ったら、駅降りた時点で見えてる石造りの建物が!
方向音痴にはありがてぇ



なんだか石造りで素敵な建物じゃない。
バブルの勢いで作ったタワーとかテーマパークより、こういう昔からあるものをキレイに残してるところが好き。

ちょうどいいタイミングでガイドさんが解説しながら一周してくれるのに鉢合わせしたのでそのままついていくことに。




稼働中の蒸留器とか、熟成中の倉の中とか、ぐるっと一周敷地内をめぐらせてもらう。
敷地内には30棟くらいの熟成用の倉庫があるとかで、市販のシングルモルト余市は全部ここからでてんだなぁとか思うと感慨深い。よく消費量に対して足りてるなぁ。




一通り施設めぐった最後に、タダでウイスキー試飲!
神がかり的サービス!
ブラックニッカ、鶴17年、余市12年、アップルワインの4種を試飲させてくれるバブリーサービス。
売店でスモークチーズとかナッツとかブランデーチョコとか有料だけど売っててきたない。そんなの買うしかない。





試飲以外にも、敷地内にバーカウンターみたいなとこがあって、こっちは有料だけど樽からだしてきてそのまま添加物を加えてない、ここでしか飲めない原酒ウイスキーを提供しててイカン。ばりばり飲んでどんどん酔っ払う。
香料とか加えてないのにフルーツっぽい味わいのとかあって不思議。かもすぞー




一通り満喫したので売店でお土産だー!
バーで飲んだのがうまかったので角ビンで買って帰ろうと思ったらすごい値段して鼻水吹き出た。
これは大人のお値段だ・・・・・
さすがにこれには手が出せないので、お手ごろな値段のをお土産に購入。
そのうちまたみんなで旅行とかあったときに持ってこう。うまい酒もらってばかりだし。

いや、語りだすと長くなるから割とはしょったつもりだけど、本当にいいところだった。
この先あと6日分くらい日記は続きますが、ここが一番良かった。
20こえてから北海道いったら絶対寄りたいと思ってたから大満足。北海道・道央へ旅行の際は是非(ステマ)
午前は札幌でサッポロビールの工場いってからの、午後は余市でウイスキーとか北海道アルコールクズ旅とか楽しそう。


@18:30 小樽へ






余市でひとしきりちまちまウイスキーを煽ってほどよく酔っ払った後に、札幌への帰り道なので小樽へ寄り道。
高校の修学旅行振りに来た。
この横浜の赤レンガ倉庫らへんみたいな雰囲気いい。












ゆったり観光気分のはずだったんだけど雨すごいし、風強いしなによりめちゃくちゃ寒いのでそそくさと適当に晩飯へ。
せっかくだし、羊肉を焼く! チャージ3回、フリーエントリー、90分食べ放題!
しかし羊肉を食べきたはずなのに、その他食べ放題のサラダだの寿司だの食ったせいでロクに羊肉食えないでタイムアップ。ペース配分とは。

小樽から札幌までちょうどバスが来てたので札幌へ。

@21:30 札幌へ帰還
お宿へ戻ってきた。
お風呂入ってからの、コインランドリーで洗濯物洗いながら、
待ち時間で自由に使えるパソコンとカラープリンタでこれからの道中の地図を刷りまくる。
東横インはこれがえらい。カラーインクカートリッジはふんだんに使わせてもらう!
洗濯・乾燥機かけ終わって取り込んだら、もういイイ具合に仕上がってたので倒れこんで就寝。
充実の自転車成分ゼロの北国初日だった・・・


⇒2日目:札幌―富良野 札幌市内、HTV本社と南平岸高台公園へ水曜どうでしょう巡礼へ続く