2016年6月4日土曜日

20160522 白馬→富山145㎞

←1日目

■5/22日

白馬の朝。
昨日はガスって見えた白馬岳も、朝は澄んで水田に反射して見える。
この景色も田植え直後にだけ見れるものだろう。こういう四季を感じる景色を見れると来てよかった感が強まる。
前日はこっち





ニチアサユニコーンでドライセンが蜂の巣になるのを確認してから朝ごはん。
白馬って山のイメージが強いけど、日本海沿いの糸魚川から50kmも離れてないんだし割と海近いのね。
木塵さん所有の山で採ったわらびのおひたしがうまかった。

おくやす、はぐれさんと今日の予定とか話しながら箸をすすめる。
3人とも、2日目は特に行き先は決めておらずバラバラに走りたいところを好きに走る感じ。
おくやすは膝が悪いのでそのまま神城から輪行とのこと。
はぐれさんは山梨を走れるだけ走って駅メモの山梨の駅を回収する方針。

私は、松本まで輪行中にGLAYのデストピアを聞きすぎて富山行きたさが上がりすぎたので自走で富山までいくことに。
もう朝食前にドーミーイン富山の予約もとったので夜の心配はなし、こんな事もあろうかと明日の月曜も休みにしていたので仕事の心配もなし。
でも、調べてたら、北陸新幹線かがやきにタイミングよく乗れると富山→大宮まで2時間で帰れて、富山の終電は21:30とかなのね。
松本から帰るより全然早いじゃねぇか、どういうことだ。

今日のルートを調べてると、窓から見える農道をAACR勢が北へ走っていく。
皆さんもう白馬か、早いな

@9:30 チェックアウト

名残おしいけれども、走りださないと日が暮れるので出発。
出る間際に、補給食にと野沢菜おにぎり*2とケーキを1ついただいた。ありがてぇ、補給食いらずだ。

今日は白馬から一気に下りながら北上して日本海へ。
糸魚川から親不知のある海沿いを通ってひたすら富山を目指す140km



木塵さんにて見送られ、最初の信号ではぐれさんともお別れ。
AACR勢に紛れて、国道148号を北上する。

さらばだ白馬。それにしても右下のゆるきゃら、半端無くゆるい。パラッパラッパーとかにこういうやついた気がする。
白馬を出て小谷村からずーっとゆるく下りに。これは助かる。常に40kmくらいでスイスイ巡航。
そしてトンネル・スノーシェッドの連続区間に。
下りだからいいけど、これは逆ルートからは絶対おすすめ出来ないルートだ。
糸魚川から白馬行くなら輪行しないと危ないというか、かなり迷惑をかけることになる。そこそこ大型車両や建築資材運搬のトラックとかも走ってかなり怖い。
ただ、何故か糸魚川に向かう方の道は交通量も控えめで、トンネル入る前に車を見送ればそこまで苦じゃなかった。
スノーシェッドから姫川沿いに単線線路を走る大糸線が見える。
なかなか景観いいじゃない。

線路に架線がないのに気づいて、雪で壊れちゃうんだなぁとかわかった時とか、普段と違う気候の土地に来ている実感が湧く瞬間が楽しい。

突如あらわれたダム(ダムカードなし)


せっかくなのでダム周辺をブラブラしてたら作業車両通行用のトンネルが。
これは照明具合的にもかなりワクワクするタイプのトンネル!



道の駅小谷でちょっと休憩。
それにしてもこのメタルスのダイノボットみたいな恐竜オブジェはなんだったんだろう



その後もトンネル郡とスノーシェッドを走り続けて、きがつけばだいぶ下ってきた。
姫川の流域もどんどん広大に。山もずいぶん遠くなった。海が近い。



@12:00 糸魚川着
男!日本海
気がつけば新潟県。
とりあえず腹が減ったので木塵さんで頂いたおにぎりで補給。昼飯いらずだこれ。


日本海沿いにそびえ立つコンクリート工場がかっこいい。
ここからはひたすら海沿いに走る。親不知を経由して、富山へ。

20kmほど走って親不知ピアパークに。
海岸の絶壁にそって建ててある北陸自動車道がひたすらにダイナミック。こんなのどうやって建造するんだ。

そしてここが親不知。これはロクに道も舗装されてない時代は怖い。

ひたすらに絶壁にキワに作られたスノーシェッドの下を走る。写真でお分かりいただけるようにスゴイ長い。
小谷村からずっとこんなのが続いている。
豪雪地帯ってだけじゃなくて、落石対策の意味が強いのかな。

@14:10 富山へ

GLAYじゃねーk・・・・GLAYではないな(冷静)

富山県に入った途端、トンネルは自転車/歩行者通行禁止なところが連発するように。
代わりに路側帯に青い線が引かれたサイクリングロードが出現。
なにやらこのサイクリングロードが富山湾の向こう側の氷見まで続いているらしい。
計88km、やるじゃん富山。


振り返れば遠くに立山連峰が。
あの山の向こうからはしって来たのかと思うとちょっと達成感。


一面の水田、風力発電、奥には日本海。そして交通量の少ない道。
朝日から滑川までずっと走りやすい道が続いて素晴らしい。
素晴らしいけど、信号もコンビニもないので休憩タイミングを見逃すね。

しばらくすると、富山湾の対岸が(天候次第で)浮かんで見えるしんきろうロードへ。
ここでようやく休憩とおもいきや、波打ち際で座っている高校生カップルの直撃を受けてしまいつらい


@16:00 道の駅 ウェーブパークなめりかわ


滑川はホタルイカ漁が盛んらしく、港にも電球がたくさんついた漁船が停めてあって土地柄が出ていていい。
せっかくなので道の駅内にあるホタルイカミュージアムに。
入場料800円にしてはチープな展示、やたらと建物の広さを持て余している館内、これで葛西臨海公園より高いのかー、とちょっと思ってしまったけど、暗室で生きたホタルイカの発光を観察させてもらえたりなんだかんだ楽しめてしまった。

でも、ホタルイカ捕れないシーズンこの施設どうしてるんだろ。そこも含めて考えると、近くに水族館あるんだしそこに併設で良かった感がすごい。


ホタルイカおさわりOKだったので触ってみたけど、水から上げた瞬間にビタビタビタと手のひらの上で暴れまくってちょっとビビった。足がバタバタされるのが怖い。ガルガンティアでこういうの見たよ。
生きたホタルイカの展示は3月~5月までだけらしいのでいいタイミングで来れたなぁと思うと同時に、既に夜はどんな調理方法のホタルイカを食うか考えていた。
そう、俺は腹が減っているのだ。

時刻既に17:00。残り30kmほど。

@18:20 富岩運河環水公園着
富山駅北側の富岩運河環水公園に到着。
富山湾から続いてる運河の端にある公園でなかなかいい雰囲気。
なんか公園内にスタバもある。


5分程度走って富山駅に到着。ここまでで144km。
いやー流石に疲れた。




高知、広島と路面電車のある町はどこも好きなんだけど、富山もいいじゃないの
そして車両がやたらと近代的でカッコイイ。
北陸新幹線開通とともに駅舎も大幅に工事したようで、かなりキレイだ。


富山駅を一通り拝めたあとにホテルへ向かう。
途中には富山城が。これ横にクロムクロ立ってたやつか。

今日の宿はちょっと奮発して初めてのドーミーイン。
天然温泉大浴場付き、夜に半玉ラーメンサービス、朝飯も有りと至れり尽くせり。

フロントで断って部屋まで自転車持って行ってまず風呂。
そしてさっぱりしてから駅周辺に寿司いこ!!

廻らない寿司&地酒。このために140km走った甲斐あった。
15貫位食べて気が済んだところで撤収。

ホテル戻って、また風呂入って、サービスのラーメンをもらう。
ああ、消費カロリーがみるみるうちに帳消しになってくる~~~
腹も満たされて疲労も回ってきて早々に寝る。

■5/23月
早めに起きて早めに朝食もガッツリ食べたら猛烈な眠気に襲われて二度寝してしまい貴重な滞在時間が!

今日は雨晴海岸まで走って、14時には輪行でそのまま帰ろうと思っていたのだけど、どうにも曇り気味で景観が微妙らしい。
富山湾越しに見える立山連峰が見たかったけど、それが見れないとなるとちょっと微妙。


時間もそんなに無いから、海沿いまで走って戻ってそのまま帰ることに。
なんだかんだ、往復で40kmくらいあるので朝食分を消化するにはちょうどいい感じ。


街灯の配置がオシャレ



あの海の向こうに見えるのが能登半島。
いつかは一周やってみたいけど、なかなかハードな距離なのでもっと強くならなければ。
日本海を堪能して気が済んだら富山駅へUターン。


そして昼も寿司!
駅ビル内の回転寿司で握りセット。
黒ラーメンと悩んだけど、やはりここまできたなら最後まで寿司を堪能してやる。


飯のあとは新幹線くるまで駅内をぶらぶら。
新幹線ホームと在来線の間の空間がカッコイイ。

おみやげと、帰りの新幹線で食べるおつまみを漁るとなんかドラクエみたいなおつまみが。


ホームドアのついた真新しい新幹線ホームに来ると、いかにも旅の終わりって感じがしてちょっと寂しい。
ここから2時間半で大宮まで帰れるらしい。のぞみ相応のかがやきなら2時間で帰れるみたいだけど、平日は本数全然ないのね。それでも全然早いけど。
松本から帰るより全然速いしスーパーあずさもっと頑張って。


車窓から見える立山連峰。
これくらいハッキリと富山市街からも見えたら最高だったんだけど、これは再訪しなければ。

累計走行距離:208㎞くらい